INTRODUCTION
ミハイル・バリシニコフと並び、亡命してなお活躍した中国の名ダンサー リー・ツンシンの半生の実話を感動の映画化!

イントロダクション 中国の小さな村に生まれ、毛沢東の文化政策による英才教育でバレエの道を志した少年、リー・ツンシン。成長後はアメリカに渡り、そのたぐい稀な才能を認められる。ダンサーとしてさらなる成功を望む彼は自由な新天地に大きな夢を託すが、それは彼と家族にとって新しい人生の始まりだった……。
 『ドライビングMissデイジー』の名匠ブルース・ベレスフォード監督と『シャイン』のスタッフが集結し、中国出身の名ダンサー、リー・ツンシンの半生を映画化した感動作が完成した。幼い頃から英才教育を受け、ダンサーとして成長していくリー役を英国バーミンガム・ロイヤル・バレエのプリンシパル、ツァオ・チーが演じて見事な映画デビューを果たし、真迫のバレエシーンの数々も見せる。まさに中国版『リトル・ダンサー』ともいうべき新たなダンス映画の傑作が誕生した。海外では「これほど華麗で、魅惑的なバレエシーンはかつてなかった」(トロント・スター)、「ブルース・ベレスフォードの最高傑作のひとつ」(シドニー版タイム・アウト)と多くのメディアに絶賛され、サンパウロ国際映画祭では、見事に観客賞を受賞している。

お父さん、お母さんの住むあの村に帰りたい! 北京に行った11歳の時から、リーは家族の写真を片時も離さなかった・・・。

イントロダクション 主人公のリー・ツンシンは61年に中国の山東省の貧しい村に7人兄弟の6番目の息子として生まれた。少年時代に毛沢東夫人だった江青の政治的な文化政策で、ダンサーを育成する英才教育が実施され、バレエを一度も見たこともないが、彼の才能を見込んだ小学校の先生の推薦によって全国から選抜される。彼は大好きな家族と離れて、不安を抱えながら一人で北京の舞踏学校に入学する。しかし、寂しさと、愛国心をあおるバレエの訓練に最初はなじめず、落ちこぼれていた。それから数年経ったある日、先生は本物のバレエの美しさを彼に教えようと密かに持っていた古典バレエのテープを貸し与えた。リーは始めてバレエの素晴らしさに感動し、踊りにのめり込むようになる。しかし、江青夫人の方針に反抗した疑いで先生は政府に捕えられてしまう。当時の中国ではそれは二度と会うことは出来ない別れを意味していた。しかし、時を経て、中国で改革開放が実現していこうとする最中、リーはバレエ研修で、思いがけずアメリカを訪ねる機会を得る。この新天地で彼の才能は開花する。そして、ダンス仲間のエリザベスと愛し合うようになった彼は勇気ある決断を下すが、そうすることで大事な両親との永遠の別れがやってくる。 少年期から国家の英才教育を受け、アメリカという新天地でさらなる希望と愛にめぐりあい、やがては家族との別離を覚悟して、亡命を決意するひとりのダンサー。揺れ動く時代の波に飲まれそうになりながらも、けっして自分の夢をあきらめなかったリーの苦悩と勇気ある決断をドラマティックに描き、特に世界で熱狂的な反響を呼んだラストは見た人の脳裏に永遠に刻み込まれるだろう。

バーミンガム・ロイヤル・バレエの名ダンサー、ツァオ・チーを抜擢! 華麗な「春の祭典」「白鳥の湖」を熱演した!

イントロダクション 映画の原作となっているのは、リー・ツンシンが自身の人生について綴った自伝「小さな村の小さなダンサー」(徳間書庫)で、この本はオーストラリアでは1年半に渡ってトップテンのリストに名前を連ねていた。『シャイン』でアカデミー賞候補となった脚本家ジャン・サーディは、この映画でコンビを組んだプロデューサー、ジェーン・スコットに映画化の話を持ちかけた。やがて、オーストラリア出身で、『ドライビングMissデイジー』で知られるブルース・ベレスフォード監督も企画に加わり、映画化が動き出す。
 特に難航したのは主演の男優選びで、完成したシナリオを読んだ監督は「こんな役を演じられる男優など、見つかるはずがない」と思ったという。リーは若く、ハンサムな青年で、その上、並はずれたダンサーでなくてはいけない。さらに2ヶ国語を操って、複雑な心の機微を演じる必要もある。いい男優が見つからない限り、映画化をあきらめる覚悟さえしていた製作陣だが、幸い英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の花形プリンシプルであるツァオ・チーと運命の出会いを果たし、念願の映画化が実現した。彼は「白鳥の湖」をはじめ、息をのむ本格的なダンスナンバーも披露する。劇中のダンスシーンは日本でも10月に公演が予定されているオーストラリア・バレエ団の数多くの作品を手掛けた振付師、グレアム・マーフィーの協力を得て構成されている。なお、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団も2011年に来日公演が予定されている。

11才のリー役は中国体育学校出身のホアン、青年役には現オーストラリア・バレエ団のグオが演じた。

イントロダクション リー役の新人のツァオ・チーをサポートしているのは多彩な演技陣だ。リーの母親役に『ラスト、コーション』の名女優ジョアン・チェン、彼に協力する弁護士のフォスター役に人気ドラマ『デスペラードな妻たち』のカイル・マクラクラン、リーの恋人エリザベス役に『センターステージ』のアマンダ・シュルが扮しリーを支えるアメリカのバレエ団の主任ベン役に『カポーティ』のブルース・グリーンウッド、判事ウッドロウに『真夜中のサバナ』のジャック・トンプソン、リーの父親は『小さな中国のお針子』のワン・ツァンバオが扮している。また、少年期のリーはこれが映画デビューで、体育学校出身のホアン・ウェンビン、青年期は現在オーストラリア・バレエ団のメンバーであるグオ・チェンウが演じている。
 スタッフは撮影監督に『幸せになるための27のドレス』のピーター・ジェームズ、プロダクション・デザインは『グッドマン・イン・アフリカ』などでベレスフォードと組んでいるハーバート・ピンター、編集は『トゥームレイダー』のマーク・ワーナー、音楽を『マスター・アンド・コマンダー』のクリストファー・ゴードン、衣装デザインを『ピッチ・ブラック』のアン・ボーゲシが担当している。

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